デザイナーのウィム・クロウェルは母国オランダではもちろん、欧米のグラフィックデザイン界において最も重要な人物とみなされている。
郵便切手のデザインや銀行のロゴなど、主にグラフィックデザイナーとして知られてるが、実は彼のキャリアのスタート地点は空間デザインだった。1952年には展覧会の会場構成を行う事務所を、次いで1956年にはインテリアデザイナーとともに事務所を設立、ふたつの組織はいずれも文化施設や私企業をクライアントに抱え、美術館や博物館での仕事を手がけることが多かったという。
本書には彼にとって転換期をもたらしたオランダ・アイントホーフェンにあるファン・アッベ美術館とのコラボレーション、複数のデザイナーと共に立ち上げたデザイン事務所「TOTAL DESIGN」におけるコーポレート・アイデンティティ(CI)やサインシステムのデザイン、アムステルダム・スキポール空港のサイン計画や、1970年の大阪万博でのオランダ館のプロデュースなど、彼の手がけた展覧会の会場で撮影された展示風景やグラフィックワークのヴィジュアルはもちろん、彼と同僚や息子たちと写ったショットが織り交ぜらたりと、多種多様な図版が豊富に収録されている。
Lecturis / 464 ページ / ハードカバー/ 240 x 170 mm / 9789462261471 / 2015年
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