イギリス出身の写真家、Kevin Lear(ケヴィン・リア)の初となる作品集。イギリス・ケント州とロンドンの日常的なストリート風景を彫刻的なイメージへと生まれ変わらせており、都市空間におけるある種の強い詩的な瞑想の瞬間とも捉えうる作品群である。黄昏時に撮影したものを多く含むためか、どの作品も不吉な雰囲気が漂い不安を覚えさせ、作者のレンズを通じて見たこともない異世界の一場面を見せられているような感覚を覚える。本作は、作家が1970年代後半、フリーランスの写真家をしながらトラック運転手として働くかたわらで撮り続けられた。
本作は、ナショナル・ポートレート・ギャラリー、国立メディア博物館のコレクションに所蔵されており、またイギリスの出版社MACKが主催する過去に写真集出版経験の無い作家の出版支援を目的とする「First Book Award」の2015年ファイナリスト作品でもある。
MACK / 96ページ / ハードカバー / 280 x 220mm / 9781910164563 / 2017年
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