





本書は、第一次世界大戦中におけるフランス人女性のファッションに関する書籍で、1914年から1918年の激動の時代にファッションが持っていた役割に関して考察したものである。
フランスではファッションは国内で2番目に大きな産業であり、それは戦争にも貢献した。パリのオートクチュールハウスは新しいスタイルを提案し、雑誌を通して次々と情報を広め、海外にもプロパガンダ活動を強化していったのである。
戦時中、全ての社会階級の女性は当時の状況に適した服装に適合され、ジャージのような機能性のある洋服が広まったのである。
戦争のために努力するという姿勢の先駆けとなった女性たちは、特に彼女たちの装いが男性的すぎるとみなされていた時、しばしば洋服というものが討論を引き起こすものとなった。
スカートスーツやナース服、作業着や喪服などの戦時中の衣装研究に焦点を当てた本書は、激動の時代において、ファッションは社会的な緊張を表すバロメーターであったことを明らかにするものである。
Bard Graduate Center, Yale University Press / 520ページ / ハードカバー / 205x155mm /9780300247985/ 2019年
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