









スティーブン・ライバーは60年代と70年代のコンセプチュアルアートに焦点を当てた先駆的なアートディーラー、コレクター、ギャラリストであった。80年代後半には、当時始まったばかりであったアーティストのアーカイブ活動とエフェメラの分野の専門家として、スティーブン・ライバーベースメントを開設した。
彼は、コンセプチュアルアートや前衛的な活動の中でのエフェメラとドキュメンテーションの重要さに焦点を当て、多くの学者、キュレーター、その他の愛好家にとって重要な情報源となっていったのである。
本書は、スティーブン・ライバーが1992年から2010年の間に制作した52冊のディーラーカタログの全セットを252ページにわたって記録した一冊。彼はそのカタログを作る際に、アーティスト作品の引用をすることが多かったので、本書のフォーマットはソル・ルウィットのアーティストブック「Autobiography」を参考にしている。
Inventory Press / 252ページ / ソフトカバー / 254 x 254mm /9781941753248/ 2019年