






ポルトガルの建築家アルヴァロ・シザの作品は、近代から21世紀までの建築の発展を物語っていると言える。20年代と30年代のヨーロッパの前衛的な建築の遺産は、60年代以降の変化とともにシザの作品の中に生き続けているのだ。
本書は、過去10年間のシザの代表的なプロジェクト14点を収録する。彼の作品を特徴づけてきた繊細な輪郭、立地条件へのこだわり、空間の巧妙な使い方といった前提条件を維持しつつ、実験的試みへの喜びと、自らの遺産を再構築する能力を示す一冊となっている。
Hatje Cantz / 205 ページ / ハードカバー / 278 × 238 mm / 9783775722766 / 2009年