







アメリカ人の写真家マーク・クレットは、大学で地質学の学士号を取得した後、アメリカ地質調査所で写真家として働いていた。
本書に収録されているプロジェクトは、ラファエル・パンペリーという若い鉱山技師が、1861年アリゾナとメキシコを旅したした際に書いた「カミノ・デル・ディアブロ(悪魔の道)」という無法地帯での危険な旅の記録に基づいて制作された。その150年後、クレットは同じルートを旅し、パンペリーの言葉に受けて写真を撮った。
クレットは特定の場所や出来事を文字通りに表現するのではなく、アリゾナの砂漠で共有した経験をより詩的な物語として表現することを目指してイメージを制作した。
Radius Books / 172ページ / ハードカバー / 315 x 241 mm / 9781942185017 / 2016年