







1957年生まれの山本昌男は、自然や静物を被写体に詩的な作品を作ることで知られており、特に欧米で高い評価を受けている写真家。
本書は普段見過ごされてしまう小さなものや些細な出来事をテーマにした作品集で、2014年に刊行されたものに新しい作品を加えた新装版となっている。
普段誰も目に止めないような瞬間を撮影し、それを切り取ることで新しい物語が始まると話す山本の作品は、小さく繊細なプリントに仕上げられ、重ね塗りや染色などのプロセスが加えられている。
彼の20年間にキャリアを紹介するような本書には、「空の箱 / A Box of Ku」、「中空」、「川」、「浄」などの代表作に加え、インスタレーション写真も掲載されている。
Rm Verlag / 132ページ / ハードカバー / 307 x 245 mm / 9788417975012 / 2021年
※表紙にダメージがあります。8枚目の画像参照。