この特大サイズのモノグラフは、個人及びパブリック・コレクションから約100点（フルカラー版によるペインティング70点、ドローイング28点）を紹介し、マーク・ロスコの特徴的なスタイルの変遷を追跡する。 本書は、ロスコの初期の作品から始まり、特にゲッソ板に描かれた比較的小さな絵の繊細な色合いと絶妙なテクスチャーに焦点を当てる。さらに、抽象主義への傾倒を示すシュールレアリスム作品に見られる層状や白亜の色彩の探求へと続き、これらの技法が彼のスタイルの特徴である正方形のフォルムにグラデーションを描くことに集約された、成熟期の作品についての考察で締めくくられている。 収録されている後期作品は、1950年代前半の作品群、1958年のヴェネツィア・ビエンナーレに出品された10点の作品、旧パンザ・コレクションの核となる作品の3つのセクションに分かれている。 ※こちらの商品は古書です。写真でコンディションをご確認の上、ご注文ください。 Skira / 古書 / 244ページ / ハードカバー / 312 x 244 mm / 9788861302921 / 2008年