







オーストラリアのメルボルンを拠点に活動するアーティスト、ライターであるマット・ダンによる写真集。2017年、オーストラリアのある男性が、上司の指示で過去2年間に400羽以上のワシを殺害したと警察に通報した。この行為の刑事裁判の報道をきっかけに、ダンはオーストラリア大陸最大の猛禽類であるクサビワシの意図的な殺害を広く探求することにした。ダンの視覚的証言は、実際の犯罪の物語であると同時に、失われたものを悲しむ公的行為でもある。本書のタイトルは、縄張りを持つ動物が殺され、その結果、他の同種の動物がその場所に引き寄せられたときにできる領域である「殺生流域」という言葉から引用されている。その結果、同種の動物がその場所に集まってきて、新たにやってきた動物が殺され、殺戮のサイクルが確立されてしまう。この写真集は、鳥と、鳥を殺す行為の意図、心理、歴史が絡み合い、視覚的な証言となっている。それぞれの写真は、ワシが殺された場所、ワシ自身、そしてはワシを殺すための道具が写っている。これらのイメージは、ワシを殺す意図、心理、歴史と絡み合っている。
Void / 88ページ / カバー / 270 × 210mm / 9786185479213 / 2005年
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