エルヴィン・ヴルムはオーストリアのアーティスト。彼が1996/1997年に開始した「One Minute Sculptures」は、参加者に椅子、バケツ、果物、ニットのセーターといった日用品を使って行うべき動作やポーズを文字や絵で指示した広く知られたプロジェクトである。
本書には、1992年に固定カメラで撮影された、誰もいない部屋で撮影された20分間のビデオのスチールが収録されている。わずか数秒の行動の断片が映し出しているのは、エルヴィン・ヴルム本人や他の人々がナンセンスな格好をし、現代彫刻のような形を作り出している様子。彼らの身体は奇妙な振り付けに導かれるように、滑稽なポーズに歪んでいる。
ヴルムは、身体的な行為が彫刻になり得るのか、もしなり得るなら、どの時点でその移行が起こるのかを探求することを目指したという。その結果に魅了された彼は、後に本書で紹介するカラー写真シリーズを制作することを決意した。
RVB Books / 120ページ / ハードカバー / 180 × 130 mm / 9782492175336 / 2023年
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