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ドイツ出身でルクセンブルクを拠点に活動する写真家 ボリス・ローダー(Boris Loder)による写真集である。
本書では、ルクセンブルク市内のさまざまな場所から収集したファウンド・オブジェクトを立方体の中に集積し、それらを撮影した「彫刻写真」を通して、都市の社会的・地理的なアイデンティティを探究している。
スポーツグラウンドに残されたファストフードの容器や、銀行の近くに残された薬物関連の道具など、場所に残された物から、本来想定された用途と実際の利用とのずれを浮かび上がらせる。都市の日常に残された小さな痕跡を手がかりに、場所と人々の関係を静かに問い直す一冊である。
Kehrer Verlag / 56ページ / ハードカバー / 307 × 244 mm / 9783868289503 / 2020年