抽象的な表現、ミニマルアート、コンセプチュアルアートといった20世紀ならではの芸術表現と結びついてはいるものの、ブリンキー・パレルモの多岐にわたる一連の作品は簡単に分類することはできない。短かったものの影響力のあったそのキャリアのなかで、彼はペインティングやオブジェ、インスタレーション、紙を使った作品を制作し、作品の制作、展示、受容に関わる文脈上の意味論的な問題に取り組んだ。
本書は彼が1976-1977年に制作した紙を使った作品に着目したものであり、すなわち彼の早すぎる死の直前の作品ということになる。彼の後期の作品は、物質と色、表面を奥底、意味と抽象性の間にある緊張と対比の探究であった。これらの作品は、彼の色を記号のシステムとして解釈することを表している。図版が豊富に収録された本書は、パレルモの作品の一面を初めて包括的にまとめた作品集だ。
David Zwirner Books / 134 ページ / ハードカバー / 273 x 210 mm / 9781934435748/ 2014
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