Ad van Denderen(アド・ファン・デンデレン)は、約25年間にわたりイスラエルとパレスチナの領土で日常生活を撮影し続けている。彼は、本来モノクロで古典的、そして直接的な報道スタイルの写真家だったが、15年ほど前にカラー写真へと移行し、以来客観的で普遍的な写真スタイルを採用している。本書はこれら2つのアプローチを組み合わせ、世界のなかでこの地域における複雑で不安定な現状を巧みに描写し、また石をメタファーとして多く使用している。風景を主に定義するのは石であり、また石があるからこそその地域の水の管理や植生が成り立つ。採石場は国境の両側の家々の建設のための資材を提供する。また石は障壁を造るためにも、敵を攻撃するのにも用いられる。石は武器であり、障害でもあり、それと同時に避難場所をも提供する。
Fw:Books / 200ページ / ソフトカバー / 205×135mm / 9789490119591 / 2017年
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