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竹久直樹 / 撮影

4,730 JPY

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日本人写真家 竹久直樹は、イメージにおける主体のありように強い関心を寄せ、「撮影」という概念に着目しながら、写真やビデオエッセイ、インスタレーションなどを制作・発表している。また、数多くの美術館やギャラリー、オルタナティブスペース等において、展覧会の記録撮影を継続的に担っている。中村陽道・八木幣二郎とともに、グラフィックデザインに関する展覧会や言説を制作する運動体「power/point」としての活動も行なっている。 本書は、竹久が継続している「展覧会の記録撮影」をまとめた一冊である。その舞台は美術館やギャラリーにとどまらず、屋外や廃墟、オルタナティブスペースといった、時代を反映するような場所にまで及んでいる。竹久はそうした場所での設営にも立ち会いながら、現代の展覧会に携わる人々や事物の関係性を包括的に記録し続けてきた。 タイトルの「撮影」とは、江戸幕末期の蘭学において「物体に対して光学的に像を定着させる技術工程」を翻訳する過程で生まれた造語であり、輸入から始まった日本の写真史のなかで、独自の概念として発展してきた言葉である。竹久はこれを「まとまりようのないものたちが在り、それをそのまま見せる・残すことができてしまう技術」として読み替え、他人の作品を記録し続けた結果がいつしか自身の作品にもなる、という地点へといたる。主体が定まらないことでしか達成され得ない記録があるとしたら、それは一体どのようなものなのか。現代における記録と主体のありようを「撮影」を通して再考している。 torch press / 152ページ / ハードカバー / 210 × 148 mm / 9784907562656 / 2026年

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