アメリカ出身の写真家であるJoel Meyerowitz(ジョエル・マエロヴィッツ)は、フランス出身の画家、ポール・セザンヌのアトリエを訪れたとき、自ら調色をした濃い灰色で塗りつぶした壁にすべてのオブジェクトが溶け込むかのような情景に感銘を受け、彼が近代絵画の父と謳われることをよく理解した。
許可を得て大理石のテーブルトップの同じ場所に被写体となるオブジェを配置しては撮影を重ねた本作は、セザンヌの提唱する「平面性」へのオマージュにもなっている。
Damiani / 116ページ / ハードカバー / 325 x 261mm / 9788862085649 / 2017年