オランダ出身のカリアンヌ・ブエノはアムステルダムを拠点に活動している写真家で、本書はバンクーバー島で50年近くくらしているダグという男性に関する書籍である。
ダグは開拓者の家の土台の上に家を建て、軍事レーダー基地で大工として働いていた。兵士やその家族はそこでコミュニティを形成し生活していたが、冷戦後にその基地が閉じられるとそこにいた人々もいなくなっていったのである。ダグは一人森の奥へと進み、その後もそこに住み続けている。
カリアンヌは2010年にダグと初めて会いその彼の辺境での暮らしに魅了され、2年後に再訪した。日記や写真を組み合わせて制作された本書は、ダグの暮らしを紹介するとともに、私たちは自身の生活を実際にコントロールできているのか?という疑問を投げかけている。
The Eriskay Connection / 192ページ / ソフトカバー / 300x 190mm /9789492051431/ 2019年