ニューヨークとフィレンツェに20年間住んだ後の1980年代半ば、マルティーノ・マランゴニは家族の元へ戻り、自身が育った場所の写真を撮り始めた。彼は息子と一緒に大きな敷地を散歩し、オリーブの木やアーティチョークの間を歩き回り、果物や花を集めるために野原に出かけた子供時代の思い出を追体験した。
それ以来マランゴニは果樹園を頻繁に散歩し、朽ち果てた土地をさまざまな季節ごとに撮影し続けている。一方、トスカーナの農地の一部は庭園になっており、畑の多くは放置され、悲しく荒れ果てている。今では農業に携わるものは少なくなり、新しい住民の多くは外国人で、地元の農業の伝統に関する知識を持っていない。
本書は、オリーブの木の庭を時を経ながら、個人的な思い出や移りゆく人生の季節を通り抜けていくような本だ。
The Eriskay Connection / 202ページ / ソフトカバー / 233x177mm /9788898120871/ 2016年
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