中国出身の建築家・徐甜甜と、日本出身の建築家・田根剛は、それぞれ北京とパリ/東京を拠点に活動し、場所の歴史や記憶、文化的文脈に深く根ざした建築実践で知られている。徐は農村再生プロジェクトなどを通じて社会的に働きかける設計を行い、田根は「未来の考古学」という概念のもと、土地に蓄積された記憶を掘り起こす建築を展開している。
本書は、「Architecture Connecting」の第2巻として刊行された作品集で、建築を考古学、人類学、地質学といった領域との関係から捉え直している。人間のナラティブが未来の空間形成にどのように関与するかを主題とし、過去と現在を接続することで建築がどのように新たな価値を生み出しうるかを提示する。
本書は両面から開けるような仕様になっており、片面からはDnA_Design and Architectureによる実践が、もう片面からはAtelier Tsuyoshi Tane Architestsによる実践が紹介されている。
Lars Muller Publishers / 212ページ / ソフトカバー / 280 x 200 mm / 9783037788059 / 2026年