ベルギー人写真家ペーター・デーケンスによる本書は、23歳の目の不自由な青年、ステーンにまつわる感動的なフォトストーリーだ。
生まれつき目の見えないステーンは、質素なアパートに住んでいる。ここは彼が自由に動きまわることのできる世界で唯一の場所だ。日が短いある冬の日、ステーンのアパートの薄明が完全な暗闇へと徐々に移ろっていく。暗くなるに連れ、写真家は自分の足元もおぼつかなくなるが、ステーンにとってはなんら問題はない。写真家も明かりを点けずそのままにしておく。このようにして、彼はステーンの世界に浸った。
本書は、写真が片面に印刷されたリーフレット状になっており、本のサイズや折り方が自由に構成できるブックデザインとなっている。この出版物は、写真家と被写体であるステーンとの親密で献身的な信頼関係を、感動的な方法で読者に共有している。
The Eriskay Connection / 72ページ / ソフトカバー / 275 x 170 mm / 9789081838429/ 2012年
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