“Smorfia”(スモルフィア)はナポリに何百年もの前から伝わる夢占い辞典で、夢に見た事象に数字があてられている。
例えば、”La Mamma”(母)は52で ”la vecchia “(老婆)は89など1から90までの数字に具体的な意味がある。
ナポリでは、宝くじ売り場で昨日自分が見た夢を話すと内容にあった数字のくじを買うことができるほか、ビンゴに似たゲームに用いられるなど今でも親しまれている。
本書は、オランダ出身の写真家René Beekvelt(ルネ・ビークヴェルト)がよく訪れていたナポリの街を撮影したもの。
狭く混沌とした道を歩きまわった彼は、ナポリの人が誠実で、人生のあらゆる場面がオープンに行われている様子を強烈に楽しんだ。
作品は大判のシートにプリントされ、ミシン目にそって切り離すと計42枚のスモルフィアを模したビンゴカードになる変わった作りとなっている。
また、各カードの裏にはスモルフィアから引用された数字とその意味が記され、表の写真の被写体と関連したモチーフの数字には印が打たれている遊び心ある作品集。
The Eriskay Connection / ソフトカバー/ 2シート / 330x 136mm /9789492051103/ 2015年