ラトビア出身のアーティスト、スヴェン・ルーキンの作品集。彼は40年代にラトビアからアメリカに移住し、ニューヨークにあるスタジオに拠点を置いていた。彼は60年代にミニマリズム的な絵画を制作していたことで知られているが、70年代にニューヨークで前衛芸術が広まったことを理由に、アートシーンから退いてしまった。
本書は、彼の作品を研究しているセバスチャン・ヤンセンが、彼のスタジオを訪れた際に偶然見つけた「木の枝」シリーズをまとめたもの。
木の枝をくくって枠を作り、そこに貼った布にペイントされた作品は、アメリカのインディアンアートやモダニズム的な抽象アートを思い起こさせる。しかしスヴェンによるとこれはラトビアにいる祖父が教えてくれたシャーマニズム的伝統を想起させるものらしい。
活動期間が短かった故にあまり知られていない彼の作品を楽しむことのできる一冊。
ZOLO PRESS / 124ページ / ハードカバー / 280 x 215 mm /9788409129409/ 2019
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