






長期間にわたる調査の結果、ルネ・ヘイヴァートのメールアートの主要なセレクションを本書で初めて体系的にまとめている。
ヘイヴァート(1928-1984)がもともと建築家であったことを考えると、このメールアートは、このベルギー人アーティストの作品群における多面性とリンクしている。
その作品には、環境の物質的・空間的関係だけではなく、ヘイヴァートの個人的な生活、すなわち、徐々に衰えていく自身の健康状態や、手紙を残す事への使命感の源となっていた孤独感にもつながっている。
Triangle Books / 224ページ /ハードカバー / 240 x 300 mm /9782930777290/ 2019年