本書は、日本人写真家、地蔵ゆかりが1300年前から続くの日本の祭事である「祭堂」を撮影したもの。父の突然の死、自身の重体事故、2011年の東日本大震災などの悲劇を経て、彼女は夢の中で父から「昔住んでいた雪深い村に行ってこい」と言われたことを思い出したという。
雪と霧の中の銀色の村に到着した地蔵は、神々に神聖な踊りを奉納する踊り手と、厳しい祓いを受ける人々に出会う。抽象画のような雪景色と、仮面や衣装の写真を組み合わせ、参加者の文化的多様性と、この儀式を存続させるための共通の絆を描き出した一冊となっている。
Steidl / 164ページ / ハードカバー / 232 x 350 mm / 9783958293137 / 2020年