古き良き時代のパリを代表する写真家、ウジェーヌ・アジェ(1857-1927)は、大型の写真機を携えてパリの街を歩き回り、変化する街の地形を撮影してきた。
本書はパリにあるカルナヴァレ美術館が収蔵する9000点以上のアーカイブから、146点を紹介したもの。詩的で視覚的な散歩をするように構成されたこの作品集は、露店、建物の中庭、路地、カフェ、セーヌ川の辺りなど、私たちを別の時代に連れて行くタイムマシンのよう。
また4色刷りの印刷技術により、オリジナルプリントの質感とトーンが忠実に再現された、美しい1冊となっている。
Éditions Xavier Barral / 224ページ / ハードカバー / 260x 210mm /9782365112819/ 2020年