1920年ベネズエラ生まれの画家、ルチータ・ハルタードの生涯を、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのディレクター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストがまとめた書籍。
ルチータ・ハルタードはモダニズムとシュルレアリスムの間を行き来するような絵を描いていた人で、南米の織物などからインスピレーションを受けていた。イサム・ノグチやフリーダ・カーロなどとも親交が厚く、晩年にも大規模な展覧会を開くなど精力的に活動を続けていた。
彼女の描く自画像は特徴的で、自分の視界の範囲内の自身の体の絵を多く残している。本書ではそんなセルフ・ポートレートやエロティックなドローイング、また作品だけではなくニューヨークでの生い立ちや彼女が家族と過ごす様子なども見ることができる一冊となっている。
Hauser and Wirth / 283ページ / ハードカバー / 235 x 175 mm / 9783906915609 / 2021年