本書は、1968年から1977年にかけてイタリアで展開されたカウンターカルチャーの動向を、「Vietato vietare(禁止することを禁ず)」というスローガンのもとに再検証するヴィジュアルアーカイブである。
学生運動や労働運動、フェミニズム、パンク文化、アンダーグラウンド出版など、多様な実践を横断的に取り上げ、当時の社会的・政治的緊張と表現の広がりを記録する構成をとり、既存の制度や権威に対する抵抗としての視覚言語を浮かび上がらせている。
本書は、イタリアにおける「反文化」の複雑な生成過程を多角的に捉え、政治と表現、日常と革命の境界が揺らぐ時代のダイナミズムを再構成する試みとして編まれた一冊。
Corraini Edizioni / 144ページ / ソフトカバー / 270 × 200 mm / 9788875707385 / 2019年