






本書では、スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリントが『神殿のための絵画』を完成させてから初めて手がけた大作である『パルジファル』『アトム』の2つのシリーズを紹介している。
『パルジファル』シリーズは、アーサー王伝説に着想を得ており、通常、内宇宙や異なる意識の平面の探求と解釈され、『アトム』シリーズは宇宙の精神構造の研究であるように思われる。
原子という概念に対する彼女の理解は、あらゆる物質の中には眠っている精神が含まれているという神智学や人智学の考えに触発されたものであるのだ。
Bokforlaget Stolpe Ab / 224ページ / ハードカバー / 310 x 240 mm / 9789189069251 / 2021年