ロンドンで創刊された雑誌「Middle Plane」。本書はその第2号で、4つの冊子と「The Silver Post」という新聞で構成されており、封筒に収められている。各冊子では、フェリックス・ゴンザレス=トレスの特定のアートワークや作品群を取り上げ、資本主義と民主主義、孤立と一体感、喪失と再生、困難な現実に対する人生への謳歌など、さまざまなテーマを取り上げている。 ゴンザレス=トレスは、自らをアメリカ人と称しているが、1957年にキューバのグアイマロで生まれ、プエルトリコで育った。そして、1979年にニューヨークに移住し、1996年にエイズが原因で没後した。彼は、ミニマリズムやコンセプチュアル・アートを彷彿とさせるシンプルで日常的な素材を使い、縮小された美的語彙を用いて、愛と喪失、病気と回復、ジェンダーとセクシュアリティといったテーマに取り組んだ作品を発表してきたアーティストである。
Middle Plane / 373 x 290 mm / 2020年
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