スウェーデン人フォトグラファー、ゲリー・ヨハンソン(Gerry Johansson)の作品集。30年以上もの間、作者はウランバートルから南極まで、世界中の辺縁の地を鋭敏かつ繊細な感性でカメラに収めてきた。本作では、最初に作者の想像力をかきたてた場所の1つであるスペイン中央部の平原地帯を再訪している。かつてそこで見た礼拝堂は作者の記憶に刻み込まれ、数十年の時を経てスペインに呼び戻し、その建築遺産、宗教的重要性、そして美しさを再発見するきっかけになったという。これらのイメージを通じて作者は、数千年にも及ぶ文化の痕跡が幾重にも層をなしているスペインの風景について考察する。正確な構図とモノクロの精緻な濃淡は、電話線が古めかしい十字架の上を行きかい、現代的な漆喰と古びた石材が出会い、巨石の影が砂埃の上にむやみに長く伸びる、ある過渡的な領域をあらわにしている。
(ディストリビューターのテキストより)
MACK / 320ページ / ハードカバー / 240 x 170 mm / 9781912339914 / 2022年
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