マルセル・ブロイヤーは、ハンガリー出身の建築家・家具デザイナー。ブルータリズム建築の先駆者として知られ、ユネスコ本部や旧ホイットニー美術館などが代表的である。
バウハウス第1期生として、学生の頃から数多くの家具デザインを手がけたブロイヤーは、1925年に世界で初めてスチールパイプを曲げてデザインした椅子、通称ワシリーチェア(クラブチェアB3)を製作。20世紀におけるプロダクトデザインと建築に大きな影響を及ぼし、今もなお、モダニズムにおける偉大な存在として賞賛され続けている。
本書は、シラキュース大学のアーカイブに所蔵されている資料に基づいて作成されたエッセイを収録している。
Lars Müller Publishers / 400ページ / ソフトカバー / 240 x 167 mm / 9783037785195 / 2018年