







イタリアの建築家、インダストリアルデザイナーのエットレ・ソットサスとトスカーナの家具メーカー、ポルトロノーヴァ社の60年代のコラボレーションを紹介する本書。
当時の広告写真や注釈付きスケッチ、本人撮影の写真などを加えてソットサスの仕事を分析し、豊かな創造性とデザイナーのルックが形成された10年を見ることができる。
1956年、画家・彫刻家のセルジオ・カミッリに請われて、カミッリが新たに設立した家具会社ポルトロノヴァのアートディレクターに就任したソットサス。幾何学的な形や素材の組み合わせ、鮮やかな色彩など、彼の実験的な試みは、生き生きとした遊び心あふれるポルトロノーヴァ社のカタログに表現された。
ソットサス独特のスタイルでデザインされた本書は、彼がポルトロノヴァでデザインしたすべての作品のガイドであると同時に、彼の象徴的な椅子、キャビネット、ミラーなどを構成するために、木材、スチール、大理石など、あらゆる素材に施した巨匠の遊び心への賛辞でもある。
Skira / 208ページ / ハードカバー / 248 x 308 mm / 9782370741684 / 2022年