日本で戦後に制作されたポスターを特集した一冊。ポスターは、第二次世界大戦後の日本の急速な復興と経済的な再生と同時に流通した。ポスターデザイナーの第一世代が西洋のモダニズムに導かれ、普遍的で機能的なコミュニケーションの方法を模索していたのに対し、1970年代以降の次の世代は、自国の絵画の伝統に基づき、際立った個性を主張するようになりる。これは、西洋のポスター文化が、全く異なるパラメータや主張を持つことに魅了されたことに対する反応であったことは言うまでもなく、今日に至るまで、日本のポスターは、デザイナーをアーティストとして想定し、非常に美的なイメージ広告や室内メディアとして機能している。チューリッヒ美術館ポスターコレクションシリーズの26冊目の本書、編集はベッティナ・リヒター、エッセイ(「20世紀日本ポスターのトポス:両義性の表面」)は雑誌IDEAの編集長である室賀清徳が担当している。
Lars Mueller / 96ページ / ソフトカバー / 240 x 167 mm / 9783037784228
/ 2014年