クーン・バン・デン・ブルークはアントワープとソウルを拠点に活動をしているベルギーのアーティスト。都市の風景に埋め込まれた繊細な抽象的フォルムを探求したペインティングを発表してきた。
本書は、フランス南東部のセーニョン(Saignon)のギャラリーRegent-Reychlerにて開催された個展に合わせて製作された11点のペインティングとインスタレーション風景写真を収録するミニカタログ。
フランス中部フィルミニー(Firminy)コミューンに位置するコルビジェの<サンピエール教会> からインスピレーションを得ており、光、ボリューム、直線性という側面から、この建物と同じ精神を持っていると言える作品群。これらの作品は、もともと建築家として教育を受け、その後ビジュアルアートを学んだバン・デン・ブルークの実戦の中での建築とアートの関係を明らかにするものである。
Borgerhoff & Lamberigts / 32 ページ / ソフトカバー / 262 × 203 mm / 9789463939348 / 2022年