







料理の本は形も大きさも様々であるが、このシリーズほど映画のテーマを取り入れたものはない。『Cooking with Scorsese and Others』は3冊のシリーズを通じて、映画における食へのオマージュを、スクリーンショットの連続で示すことによって表現している。この新しいエディションは、 ‘Julie & Julia’ (2009)、 ‘Tortilla Soup’、‘Babette’s Feast’ (1987)、 ‘Tampopo’ (1985)など、食べ物が中心的なテーマとなっている映画から、 ‘The Scent of Green Papaya’ (1993)、 ‘Eat Drink Man Woman’ (1994)、‘Goodfellas’ (1990)など、サポート的な役割を果たす映画まで、数多くのクラシック、カルト的、そして評価が低くなっているか、忘れられている映画まで、映画と食の楽しみを500ページ以上に収めたものである。
Hato Press / 274ページ / ソフトカバー / 110 x 210 mm / 9781910239490 / 2022年