人工知能(AI)と機械学習の時代に、美術史や文化的知識、言語はどこまで響き合うことができるのか。急速に発展するテクノロジーは、より広範な美術史の枠組みにおいて意味のある役割を果たすことができるのだろうか?
ウィーンを拠点に活動するオーストラリア人アーティスト、ジェームズ・タンクスの新刊である本書は、歴史的なテキスト、イメージ、そして機械によって生成されたものとの対話の中で、こうした疑問を提起している。
美術史の教科書の形式を探求するこのプロジェクトは、美術作品の言語を出発点として、美術館所蔵のオリジナル作品と、作品解説、キーワード、展覧会テキストなど、美術館所蔵のさまざまな資料を切り刻んで断片化した画像を組み合わせ、機械学習によるテキストから画像への変換を行う。その結果は、ありえない類似性と異質な華やかさの間で揺れ動く、挑発的で不可解なものであった。
機械学習やAI画像生成ツールのような技術の応用は、機械が本当に考えることができるのかという疑問を投げかけるだけでなく、抽象的なアイデアや美術史の代名詞である概念を解釈し、視覚化する能力があるのかという疑問を提起する。アートの正統な道標や脚注を再読することで、AI(Art Index)は新たなコミュニケーションの糸口を開く手助けをする。
Perimeter Editions / 120ページ / ソフトカバー / 200 x 130 mm / 9781922545138 / 2022年
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