パブロ・ピカソ没後50周年を記念して、パリのピカソ美術館はソフィ・カルをオテル・サレに招いた。
現代美術の巨匠の一人であるピカソを前にして、彼女は美術館の空間を完全に空っぽにすることを選んだ。ピカソは追放されたのだ!
彼女の所有する家具やオブジェを上層階に設置し、1階には、有名なゲルニカの反響をイメージしたフレスコ画を、他のアーティストと長年にわたって交換してきた作品の巨大なコラージュのように構成した。
この展覧会にあわせて、ソフィ・カルは、ピカソとの「ランデブー」をリストアップした作品を構想している。看守の証言、監禁中に梱包された絵画など、ソフィ・カル特有のストーリーテリング・アートで、多くの物語が紹介される。
聖書と創作ペーパーを交互に並べた親密なフォーマットでアーティストの本のようにデザインされた本書は、読者をアーティストの滑稽で詩的で特異な世界に没入させる。
またイヴ=アラン・ボワによるエッセイ『ピカソ』は、ソフィー=カルの作品におけるこれらの「ランデブー」を再文脈化し、記憶、欠如、消失、あるいは不在といった彼女のお気に入りのテーマを再考する。
Atelier EXB / 196ページ / ソフトカバー / 177 × 221 mm / 9782365113885 / 2023年