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Natures vivantes - Images et imaginaires des jardins d'Albert Kahn

8,140円

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フランス人実業家のアルベール・カーンは、世界中を旅し、その旅先の風景を約72,000枚のカラー写真とフィルムに収めている。それらのアーカイブは、フランス西部にあるカーン美術館で鑑賞することができる。 本書は、静止画と動画を組み合わせた没入型の書物である。アルベール・カーンの庭園で生まれた形式的、技術的、美的革新を拡張し、更新している。アルベール・カーンは、庭園をこよなく愛した。彼の2つの邸宅、ブローニュ(現在は美術館)とリヴィエラのキャップ・マルタンには、遠い旅先からインスピレーションを得た庭園が広がっていた。モミの木、シダ植物、バラ園、果樹園、アガベ、イチョウ、アロエ、アトラス杉、コロラドトウヒ、ヒマラヤシラカバなど、遠くから来た種が、シャクナゲや野生のヒヤシンスの茂みの中に咲き乱れていた。アルベール・カーンの庭園は、園芸的な魔法だけでなく、写真や映像の実験の場でもあった。 アルベール・カーンは、20世紀の最初の30年間、季節や年月の移り変わりとともに、また自身のArchives de la Planèteプロジェクトと並行して、ブーローニュとキャップ・マルタンの2つの庭園のまさに「生きた自然」である数千枚のカラー画像をガラスに制作するよう依頼した。 これは植物学的な記述的アプローチではなく、当時一般的だった画家のための習作集でもなかった。その代わりに、運営者たちは色彩を用いて、数年にわたり、空間と時間の両面から庭園を記録した。それはまったく革新的なアプローチであり、植物の力を問うようなイメージであった。花や木が写真の被写体になる。オートクローム、立体視プレート、さらにはフィルムカラーによって、世界でも類を見ない、ほとんど知られていないコレクションが明らかになった。 この展覧会では、植物というプリズムを通して、現実の色彩を捉える研究(オートクロームの技術的可能性を探る)や、植物の神経生物学、植物の知性、記憶、コミュニケーション手段、内部生命(開花、腐敗)に関する科学的研究を視野に入れている。科学映画のパイオニア、ジャン・コマンドンがブーローニュ公園の中心にある研究所で制作した『La Croissance des végétaux』と『Épanouissement de quelques fleurs』は、読者を驚きの世界へといざなう。科学、映画、色彩、詩が一体となり、ユニークな体験が生まれる。 Atelier EXB / 272ページ / ハードカバー / 263 x 195 mm / 9782365113984 / 2024年

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