レナード・スミスは、ロサンゼルスを拠点とするガーナ系アメリカ人のアーティスト。アフリカンディアスポラと建築に関する研究を中心に、アッサンブラージュ彫刻と静物写真を融合した独自の表現を15年以上にわたり追求している。
彼の作品は、ホイットニー美術館やLACMA、ゲティ研究所などに収蔵されており、国内外で展示されています。また本書をはじめ、『Melancholy Objects』などのアートブックを出版し、『ニューヨーク・タイムズ』や『ザ・アトランティック』に写真を提供している。
北カリフォルニアの人里離れたメンドシーノ・コーストから少し内陸に入ったレッドウッドの木立の中にひっそりと佇むサーモン・クリーク・ファームは、もともと1970年代初頭にカウンターカルチャーのコミューンとして設立された。現在は、アーティストやその他の人々に開かれた、一種の生きたアートプロジェクトとして存在している。本書は、そのプロジェクトをまとめた1冊である。
ジョージ・フロイドが殺害された後、現在の管理人は、BIPOCアーティストたちのための聖域として、農場の小屋のひとつを提供した。このような背景から生まれたレナード・スミスの「Refuge」は、アーティストが自由に生き、考え、作り、遊ぶ場所を与えられることをテーマにしている。それは安全についてであり、それがもたらす内省、厳粛さ、内省、創造性の豊かさについてである。
Perimeter Editions / 98ページ / ソフトカバー / 220 x 145 mm / 9781922545299 / 2024年