「Das gewöhnliche Design(普通のデザイン)」は、ドイツのデザイン史における隠れた名作であり、フランク・フィリッピンとフローリアン・ヴァルツェルが新たに編集した1979年初版の複製として、より多くの読者のもとに帰ってきた。
1976年、ダルムシュタット応用科学大学デザイン学部の学生や若手教授のグループが、デザイン・オブジェクトの一般的な捉え方、語られ方、書かれ方に疑問を投げかけた。そして彼らは栓抜き、空気ポンプ、バスの時刻表などありふれたものを集め始めた。これらの品々はすべて匿名の作者によるもので、「The ordinary Design 」というタイトルで学部で展示された。「退屈な」日用品ばかりを集めたこの展覧会は意外にも全国的な注目を集め、デザイン専門誌で議論が巻き起こった。
デザインとはどれだけ平凡なものなのか?新しいもの、非日常的なものばかりに文化的関心が向けられる現代において、日常的なものはデザインの静かな敵なのである。
Slanted Publishers / 104ページ/ ソフトカバー / 220 x 150 mm / 9783948440480 / 2023年
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