ベルリンとロサンゼルスを拠点に活動するドイツ人アーティスト トーマス・デマンド。
本書は、作者の生み出してきた作品群のうち、4つの重要分野に光を当てた、2022~2024年にかけて世界各地を巡回する回顧展に伴い刊行される包括的な作品集。この25年間、現代のイメージ文化の土台である写真を用いて行ってきた世界の記録と、我々が暮らす世界との間のフィードバック・ループを表現する彫刻家・写真家として才能を発揮してきた。
長いキャリアを通じて生み出された多彩な写真作品を一堂に会した本書は、その世界観を概観しつつ、イメージの世界を通じて我々が日々消費している膨大な数の歴史的な事象にどのようにアプローチすべきかを示唆している。
この1冊から、作者の芸術家としての成果の幅広さと深さはもちろん、世界有数の現代作家の1人とみなされている理由が理解できる。
受賞歴を誇るスコットランド人作家アリ・スミスが作者の作品への答えとして書き下ろした短編小説、本展覧会のキュレーターであるダグラス・フォーグルによる解説エッセイ、美術史・美術論・現代美術学者のマーガレット・イヴェルセンのエッセイを収録。
(ディストリビューターのテキストより)
MACK / 220ページ / ハードカバー / 300 x 240 mm / 9781913620677 / 2022年