1960年代後半、リチャード・ロンクレインとピーター・ブロクストンは、イギリスで成長しつつあったギフト市場向けに、彫刻や卓上玩具を作り始めた。キネティック・スカルプチャー、コンクリート・ポエトリー、ロンドンの実験的アートシーンを背景に、彼らの製品にはセンスと独創性が吹き込まれていた。 彼らの最初のデザインであるボールレースは、ニュートンのゆりかごをスタイリッシュなクロームで再現したもので、1970～80年代を代表するエグゼクティブ・トイとなった。その後もふたりは、奇想天外なオブジェやパズルを生み出し、楽しませてきた。 本書は、ロンクレイン・ブロクストンの膨大な製品群に敬意を表し、デザイナーによる解説を加えている。 Four Corners Books / 160ページ / ハードカバー / 220 x 160 mm / 9781909829244 / 2024年