本書は、展覧会「Veggenti. Nuove ricerche visive sul paesaggio italiano」(『預言者たち──イタリアの風景に関する新しい視覚的研究』)のカタログとして、イタリア現代写真における風景表現の再考を提示するものである。
2024年12月14日から2025年3月30日まで現代写真美術館で開催された本展では、Mattia Balsamini、Luca Boffi、Calori&Maillard、Andrea Camiolo、Marina Caneve、Federico Clavarino、Tomaso Clavarino、Nicoletta Grillo、Jacopo Rinaldi、Caterina Erica Shantaといった多様なアーティストによる作品が紹介され、第2部では、彼らの画像、メモ、考察を通して、それぞれのリサーチプロセスや風景へのまなざしを深く掘り下げている。
キュレーター、マッテオ・バルドゥッツィは、本展を「風景写真の再生」と位置づけ、イタリアの領土を横断する視覚的実験と文化的対話の場として提示。美学、象徴、隠喩が交差する作品群は、視覚的表現がいかにして集団的想像力を喚起し、文化的・市民的価値を持ちうるかを再確認させる。
Skinnerboox / 128ページ / ハードカバー / 330 x 240 mm / 9788894895810 / 2025年