ロバート・マンゴールドは、アメリカのミニマリズムのアーティスト。エルズワース・ケリーやロバート・ライマンとともに、1960年代のアメリカにおいて、絵画に革新をもたらした芸術家のひとりである。ジャクソン・ポロックやバーネット・ニューマンの後に続く挑戦であり、まさに絵画を「再発明する」という野心的な試みであった。
彼が関心を寄せるのは、洞窟壁画やフレスコ画で知られるように、壁そのものを絵画とみなすことである。彼は、絵画を平面に限定することを強みと捉え、その平面を形、色、線の観点から探究することをテーマとしている。絵画の画面が緊張感を帯びる要素を見極めることに魅力を感じ、画面のすべての要素が同等に重要であると考える。
彼の全作品に通底する特徴は、形作られたカンヴァスであり、その幾何学はしばしば微妙に歪んでいる。長方形、正方形、円は、時に気づかれないほどに歪められたり切り取られたりしている。その断片化された視点は、彼がニューヨークの高層ビル群の谷間で体験したものに由来する。一方で、曲線の輪郭線は自然の中での体験に結び付けられている。
ドイツでの展覧会では、マンゴールドの過去15年間の創作プロセスに焦点を当てた構成が展開される。70点の絵画、ドローイング、スケッチが展示され、その中にはヨーロッパで初公開となるアッティカ・シリーズのための18点の習作も含まれる。本書には、1982年以降に制作されたすべての絵画を網羅した作品目録も収録されている。
Verlag für moderne Kunst / 242ページ / ソフトカバー / 290 x 244 mm / 9783892580386 / 1998年