ウォルター・ニーダーマイヤーはイタリアの写真家。
アルベルク山脈周辺の風景を対象とした彼の最新写真シリーズは、2年間にわたって撮影されたものである。
冬になると一面の雪に覆われ、植生や地形の細部は消え去り、残るのはウィンタースポーツに適した構造物だけである。一方、夏にはまったく異なる景観が姿を現す。ニーダーマイヤーは、毎年同じ場所にカメラを向け、季節ごとの変化や大気の雰囲気を写し取ったのである。
ミニマルでありながら鮮烈なこれらの写真は、観る者の注意を引きつける。しかしよく観察すると、写真には微妙なズレや変化、さらにはある種のアイロニーも潜んでおり、自然の見方や風景の捉え方の多様性を考察する契機を与えているのである。
Hatje Cantz / 144ページ / ハードカバー / 280 x 234 mm / 9783775742665 / 2017年
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