オランダを拠点に活動するアーティスト、ロン・ディルフェン(Ron Dirven)は、自然、とりわけ「木」を主題に、絵画を通して時間、成長、生命の循環を探究してきた作家である。彼は長年にわたり、枝、幹、葉といった木の構造を反復的かつ綿密に描くことで、具象と抽象のあいだを行き来する独自の視覚言語を築いてきた。
本書は、ディルフェンが16年以上にわたって制作してきた「木」をテーマとする絵画作品をまとめた作品集。収録作品に加え、美術史家レベッカ・ネレマンスによるテキストを通して、ディルフェンの制作背景や自然観、作品に通底する思想を紹介しており、彼の長期的な実践を包括的に伝える一冊。
The Eriskay Connection / 172ページ / ソフトカバー / 310 x 240 mm / 9789493363229 / 2025年