建築家・青木淳は、建築を固定された造形物としてではなく、人間や環境、思考との関係性のなかで捉え直す実践を続けてきた。近年は、とりわけテクノロジー、とりわけ生成AIの進展が建築的思考や人間の知覚、空間体験に与える影響に強い関心を寄せ、建築の未来像を批評的に探究している。
本書は、2025年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示を起点に構成されており、生成AIが高度に発達した近未来を舞台に、建築要素と人間との対話を描き出した一冊。展示空間を構成する〈Hole〉〈Wall Columns〉〈Outer Walls〉〈Brick Terrace〉〈Pensilina〉〈Tilted Loop Path〉〈Yew Tree〉といった建築の構成要素が、人間と対等な存在として関係を結ぶ様子を通して、建築と人間、そしてAIが共有する未来の可能性を探っている。
Lars Muller Publishers / 272ページ / ソフトカバー / 225 × 155 mm / 9783037788011 / 2026年
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