アメリカ人写真家であり、日記作家のローラ・ウェッブ・ニコルズ(Lora Webb Nichols)による作品集。彼女は生涯にわたり、約24,000点のネガと65年分に及ぶ日記を、アメリカの鉱山と牧畜の町エンキャンプメントで制作した。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて撮影されたニコルズの写真には、工業や経済的側面に加え、家庭内における少女や女性たちの姿が記録されている。地理的な隔絶、厳しい冬、女性の役割を軽視する父権的な風潮にもかかわらず、地域には女性たちによる強固な共同体が育まれていた。そして家族や友人との訪問や交流を通じて、精神的・情緒的な支え合いが生まれ、いつしか写真を撮る行為も習慣として組み込まれていった。ニコルズは、母や主婦としての役割を果たす女性たちを撮影する一方で、ただ一緒にいることを楽しむ姿も捉えている。
Fw: Books / 192ページ / ハードカバー / 280 x 220 mm / 9789083451091 / 2025年