写真家のNeeltje ten Westenend（ネールチェ・テン・ウェスティネント）は、同じく写真家のStephan Keppel（ステファン・ケッペル）とともに、オランダの地方都市ユトレヒトを訪れ、その境界線を記録した。ユトレヒトの境界は1300年に最初に引かれた後に何度も変更されてきた。彼女は歴史的／建築的ランドマークと都市計画の結果とを、偶然に遭遇するものや砂山、変化する気象条件などを見るのと同じ焦点で見つめている。そのことが観測とマッピングの疑わしさ、事実と直感についてのこの書物に輪郭を与えている。本書は、オランダのランドスケープにユニークな見識を与える詩的なインデックスである。 Fw:Books / 192ページ / ソフトカバー / 240×170 mm / 9789490119201 / 2013年