1970年代、Lawrence Weiner(ローレンス・ウェイナー)は、ギャラリーや展示空間の壁に直接作品をしるすようになった。これ以前にも彼はすでに展覧会の招待状にして送付したり、作品を新聞に掲載したり、マッチ箱に増殖するといった実践を繰り広げてきた。
2000年11月から2001年2月にかけて開催されたヴォルフスブルク美術館での展覧会に際して、ウェイナーは色と光の重要性にまつわる作品を思いついた。彼は、オーロラの緑、黄色、赤、紫が動くようすから着想を得て描いた。これらの色をした縞模様が、それぞれ40x16.5mサイズの壁に適用された。一方、これらの壁に描かれる白文字のテキストは開口部(隙間)としての効果をも生み出し、壁そのものがまるで透き通っているかのようにみえる。ウェイナーの作品は単に自然現象を反映するだけではない。「Bent & Broken Shafts of Light(折れ曲がった光軸)」と名付けられた本展では、展示空間のテキストを読む鑑賞者に対してそれぞれのレベルに応じた知覚をもたらすという、複雑な相互作用を生み出す。
ウェイナーの作品に捧げられたアーティストブックである本書は、このプロジェクトで実現したすべての壁とともに、これまでに発表した屋内外の初期作品群をあわせて収録する。
Hatje Cantz/ 82ページ /ソフトカバー / 320 x 205mm / 9783775710510 / 2001年
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