Juergen Teller(ユルゲン・テラー)の愛すべき「Master」シリーズの最新刊がリリースされた。
2005年制作の本シリーズ第1弾は、彼がマスター、あるいは、例えばSt. JOHNシェフのFergus Henderson(ファーガス・ヘンダーソン)、アーティストのDavid Hamilton(デイヴィッド・ハミルトン)、彼の祖母、ミュージシャンのKurt Cobain(カート・コバーン)、もしくはランドスケープといったマスターフルだと信じるすべてのオマージュとして、同様に彼自身の写真のアイデンティティであるマスターである彼本人における皮肉めいた認識として発表された。コンセプトはシンプルなものだった。進行中のシリーズであるこのつつましい本は、いずれも同じ小さな判型で、テキストはなく、できるかぎり最小限のデザインで制作された。それは、標準的でありふれたコーヒーテーブルに置いてあるような大型の立派な本に対するアンチテーゼなのだ。
本シリーズの過去のものと同様に、本書「The Master IV」は、テラーの異端的なファッション作品、静物やランドスケープ、セレブリティの写真やセルフポートレイト、あるいはこうしたジャンルの間を滑り抜けるイメージなど、彼の衝撃的な写真作品を予測不可能な形で組み合わせる点に特徴を見出せる。また、本書は、彼の仕事や人生観に影響を与えた、もっとも重要なマスターたち、すなわち荒木経惟、William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)、Boris Mikhailov(ボリス・ミハイロフ)、Charlotte Rampling(シャーロット・ランプリング)の4名に捧げられ、彼らの新しいポートレイトをフィーチャーする。
Steidl / 48ページ / ソフトカバー / 230 x 175mm / 9783958295759 / 2019年
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